<マレーシア機不明>中国世論はマレーシア人の目にはどう映ったのか―中国メディア

Record China    2014年4月5日(土) 6時40分

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3日、2014年は中国とマレーシアの国交樹立40周年だが、マレーシアの国会議員は「この節目を祝うことはまず無理だろう」と話している。写真は乗客の無事を祈る学生ら。

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2014年4月3日、中国のニュースサイト・騰訊(テンセント)によると、2014年は中国とマレーシアが国交を結んで40周年という節目にあたるが、マレーシア国会議員は「この節目を祝うことはまず無理だろう」と話している。

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マレーシア航空370便に関するマレーシア政府の対応に中国人の多くが不信感を抱いており、ネット上でもマレーシアを激しく批判する中国人が多数を占めている。マレーシア人にとって自国政府の対応や連携の悪さは日常茶飯事だったが、今回の事故でそうした面を国外にさらけ出す格好になったと中国系マレーシア人の女性は話す。不正確な情報の発信や捜索活動に不手際のあったマレーシア政府に中国人が強い不満を感じるのは、一般のマレーシア人も同様に理解できるとしている。

しかし、3月24日にナジブ・ラザク首相が370便は南インド洋に墜落したとの見方を発表すると、中国人の不満がいっそう激化。遺族を中心にマレーシア大使館前でデモが行われ、警官との衝突も発生。マレーシア政府やマレーシア航空を殺人鬼扱いするような報道まで行われるようになると、マレーシアでは中国に批判的な声が徐々に高まり、マレーシアや米国などのメディアも中国の一方的な見方、報道を批判的に伝えるようになった。

あるマレーシア人はフェイスブックに「事故で心に傷を負ったのは自分たちだけだとでも思っているのか」と書き込んだ。ある人は「中国人がマレーシア人に対してこれほど偏見を持っているのを知って誰もが驚いている」と話す。マレーシア華字紙・星島日報は「他の国と比べ、中国人遺族の反応は最も激しい。文化的な原因があるのかもしれない」とし、「家族を失った悲しみは理解できるが、理性に欠ける」と伝えている。

中国はマレーシアにとって最大の貿易相手国で、中国人観光客も多数訪れており、中国にとっても東南アジアで数少ない関係の良好な国だった。しかし、今回の事件をきっかけに東南アジア諸国は中国に対してますます警戒を強めることになると海外メディアは指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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