2014年4月2日、米国を訪れる中国人観光客が増え、米国経済が恩恵を受けている。中国新聞社が伝えた。

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近年、米国を訪れる中国人観光客は増加しており、現地では多くの店がその恩恵を受けている。中国の都市化が進み、旅行そのものの敷居が低くなり、中国人観光客の支出額も増加傾向にある。米商務省のデータでは、2007年に米国を訪れた中国人観光客は40万人未満だったが、2012年には150万人にまで増加している。他国に比べ、中国人は旅行でお金を使うのが好きな傾向にあり、米国での2012年の消費額は90億ドル（約9350億円）にも上る。

ワイオミング州コーディでホテル3軒を経営するブレアさんは、昨年、旅行バス80台分の中国人観光客を受け入れた。ブレアさんにとって、中国人は「勢いのすごい」消費団体だという。今年はバス160台分の中国人を迎える予定で、2015年にはすでに200台のバスの中国人観光客の予約が入っている。

米商務省はさらに、中国人観光客が米国で最も楽しんでいるのはショッピングだと示す。ロサンゼルスのショッピングモールの利益60％は中国人客によるもので、一部の店では中国で普及しているクレジットカード「銀聯カード」への加盟も開始した。このほか、米国での生活を体験したい中国人も多く、スーパーや現地の住宅なども観光スポットとなっている。しかし米国は禁煙のところが多く、中国人観光客にとっては不便な面も存在する。（翻訳・編集/藤）