「ブラックボックスは30年前のまま」=マレーシア通信大臣、国連会議で技術の遅れを批判―中国メディア

Record China    2014年4月4日(金) 8時42分

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2日、マレーシアのシャベリ通信・マルチメディア大臣は、ドバイで開催された国際電気通信連合(ITU)世界電気通信開発会議で、航空機のブラックボックス技術の立ち遅れを批判し、ITUは関連の研究を進めると表明した。資料写真。

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2014年4月2日、マレーシアのシャベリ通信・マルチメディア大臣は、ドバイで開催された国際電気通信連合(ITU)世界電気通信開発会議で、航空機のブラックボックス技術の立ち遅れを批判し、ITUは関連の研究を進めると表明した。3日付で中国新聞社が伝えた。

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シャベリ大臣は会議で、「通信技術は過去5年間で急速に進歩したが、ブラックボックスは30年前の水準のままだ」と述べた。

また、シャベリ大臣は、今後ブラックボックスのデータを継続的に地上のデータセンターに送信して保存できるようにすること、ITUが「絶えず飛行データとコックピット内の状況を監視できる方法」を開発することを要望した。大臣は、技術が進歩すればブラックボックスの所在が特定できなくてもデータを取り出し、解析することができるようになると述べた。

ITUのジョンソン標準化局長は、ITUはマレーシアと同様に懸念を強めており、早急に対策を立てたいとして、「航空電子機器・飛行機メーカー、衛星事業者、航空会社に呼びかけ、航空機をリアルタイムで追跡できる新基準を研究する」と述べた。

英国の衛星通信企業・インマルサットのマクラリン副社長は、ITUと共同で、民間機の追跡という課題を全面的に解決する方法を策定したいと述べた。同社は、行方不明のマレーシア航空370便の航路調査にも協力している。

現在、複数の国の航空機と船舶が南インド洋でMH370の捜索を展開しており、マレーシアのナジブ首相は先日、「全力でブラックボックスを捜索している」と語った。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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