中国外交部報道官の投稿画像作者、新作「モリソン氏へ」を発表―米華字メディア

Record China    2020年12月4日(金) 6時10分

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中国外交部の趙立堅報道官が投稿した画像が悪化した豪中関係に新たな波紋を広げる中、米華字メディアの多維新聞は1日、画像の作者が「モリソン氏へ」と名付けた新たな作品を発表したと報じた。

中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官が投稿した画像が悪化した豪中関係に新たな波紋を広げる中、米華字メディアの多維新聞は1日、画像の作者が「モリソン氏へ」と名付けた新たな作品を発表したと報じた。

問題の画像を手掛けたのはCG画家の「烏合麒麟」氏で、アフガニスタン国旗の上に座ったオーストラリア軍兵士が現地の子どもの喉をナイフで切り裂こうとしている画像を趙報道官が先月30日にツイッターに投稿した。モリソン豪首相はフェイク画像を投稿したとして中国側に謝罪を要求しており、「この件が外交の波風を呼んだ」と指摘する記事は烏合麒麟氏が1日夜にSNS上で発表した作品について、「赤い服と赤い帽子の少年が絵筆で殺人事件を暴き出そうとしている時、記者らのカメラのレンズは少年に集中。一方、遠くにいるモリソン氏は豪国旗で死体を覆いながら少年を指さして謝罪を求めている。モリソン氏の背後は硝煙が充満した戦場で、ある兵士は武器を持たない民間人を射殺している」との説明を加えた。

趙報道官はツイッターへの投稿で「豪軍兵士によるアフガニスタンの民間人と囚人の殺害にショックを受けた」などと述べ、先月30日の定例記者会見で豪首相の反応に関する質問を受けた華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は「豪側の残虐な犯罪行為は国際社会の強烈な非難を浴びた。豪側がツイートにこれほど強烈な反応を示したのは、豪州の一部軍人がアフガニスタンの罪のない民間人を冷酷に殺害するのは理にかなっているが、このような犯罪を非難することは理にかなっていないと説明したかったのだろうか」などと指摘した。

記事によると、烏合麒麟氏は先月30日に受けた中国メディアの取材で、「モリソン氏からの批判に新たな作品で返答する用意がある」との考えを表明。同氏はモリソン氏に対して現実にしっかり向き合うよう促し、「他国の画家の事実に基づく創作への非難に重点を置くべきではない。海外に駐留する軍隊の規律管理など自国の問題に注意力と精力を注ぐべきだ」と訴えた。(翻訳・編集/野谷

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