朝鮮戦争から半世紀、中国兵437人の遺骨が韓国から祖国へ―中国メディア

Record China    2014年3月28日(金) 20時14分

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27日、半世紀以上も前の朝鮮戦争中、100万人を上回る中国人民志願軍の兵士が、「抗米援朝(米国と戦い、朝鮮を応援する)」の旗印を掲げて戦場に足を踏み入れた。写真は式典前に中国人民志願軍兵士の遺骨を納めた木棺を移動する韓国軍兵士。

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2014年3月27日、半世紀以上も前の朝鮮戦争中、100万人を上回る中国人民志願軍の兵士が、「抗米援朝(米国と戦い、朝鮮を応援する)」の旗印を掲げて戦場に足を踏み入れた。戦地で無念の死を遂げ、異国に埋葬された兵士も多数いた。60年経った今、彼らは特別な計らいにより、故郷に戻って来ることになった。中国広播網が伝えた。

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中韓両国は昨年、中国人民志願軍兵士の遺骨返還をめぐる協議をスタートさせた。韓国側は27日午前、納棺された遺骨437柱を臨時安置所から瀋陽に向けて搬出した。

朝鮮戦争停戦協定締結60周年にあたる2013年7月27日、さまざまな記念イベントが参戦国で開催された。多くの中国人民志願軍兵士がこの戦争に命を捧げ、韓国で永眠した。2013年6月末、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、これらの兵士の遺骨を中国に返還することを表明した。

中韓両国が昨年6月に達成した合意にもとづき、2013年12月下旬に遺骨の発掘作業がスタートした。韓国側は、技術スタッフや発掘作業員など計1万4000人を動員、寒さや大雪といった困難を克服して発掘作業を進めた。3カ月間にわたり、発掘した遺骨の洗浄と自然乾燥を繰り返すと同時に、鑑別・登録作業を行った。

韓国は17日、中国に返還する中国人民志願軍兵士の遺骨の納棺手続を承諾した。今回、韓国から返還される兵士の遺骨437柱は、遼寧省瀋陽抗米援朝烈士陵園に埋葬される。すでに瀋陽では、烈士の遺骨を迎える準備が整っている。これらの遺骨のほとんどは、朝鮮戦争の激戦地となった江原道(カンウォンド)と京畿道(キョンギド)で見つかった。韓国は1996年、京畿道坂州市に占有面積約6000平方メートルの墓地を建設、戦後発見された中国兵と北朝鮮兵の遺体を埋葬した。返還される遺骨437柱は、韓国で戦死した中国人民志願軍烈士のもの。遺骨は1柱ずつ、韓国の伝統「韓紙」と綿で包まれ、中国側が用意した木棺に納められ、ペン・印章・水筒・衣服・衣類など烈士の遺品も個別に包装され、遺骨とともに祖国に戻って来る。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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