2014年3月27日、新華網は、オランダ・ハーグで開かれた安倍晋三首相、オバマ米大統領、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領の首脳会談について「日韓関係、握手も好転の道遠く」と題する記事を掲載した。

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日米韓首脳会談で、安倍首相に韓国語であいさつされた朴大統領は、無表情のままだった。日本政府関係者によると、朴大統領の反応ははっきりしなかったが「両者とも最後の握手ではいい雰囲気だった」と話した。

今回の日韓首脳会談は、オバマ大統領の圧力で実現した。オバマ大統領のとりなしで日韓首脳は握手したものの、初対面時の冷たい印象のせいか、会談ではあえて日韓関係に触れることを避けたのかとも思える。

朴大統領が冷淡だったのは、国内の政治的要素を考慮したからだ。韓国政府は「朴大統領は日韓会談を特に特別ととらえておらず、韓国が安倍首相の歴史認識を依然深く憂慮している」と説明する。

安倍首相の靖国神社参拝、竹島（韓国名・独島）の領有権対立など、領土・歴史問題は日韓関係の障害となっている。根本的な対立の原因を取り除かない限り、雪解けには時間がかかり、和解の道は遠いだろう。（翻訳・編集/AA）