Record China 2020年11月25日(水) 23時0分
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中国安徽省合肥市肥東県の病院でこのほど、看護師が「保胎薬」として妊娠中絶薬を誤って妊婦に投与するということがあった。
中国のニュースサイト、澎湃新聞の24日付報道によると、妊婦は今月4日、保胎のため夫に伴われて肥東安貞医院に入院した。同6日、看護師は妊婦に対し保胎薬として経口妊娠中絶薬のミフェプリストンを誤って投与した。誤投与に気づいた看護師はすぐに責任者に報告。医師が催吐処置などを行ったが効果が明らかではなかったため、肥東県人民医院に移送して胃洗浄などを行った。看護師は職務停止処分を受けた。
誤投与について、同院産婦人科の責任者は、「入院者が多く、病床に余裕がなかったため、人工妊娠中絶の患者と保胎の患者を同じ病棟に入院させていたことが主な原因」とした。
妊婦と胎児の状態は良好だが、妊婦の夫は、妊娠中絶薬が投与されたことなどから出産を望まないとし、病院側に見解と補償を求めた。
両者は同24日、補償額や今後の対応などで合意に達した。出産するかどうかについては、医師や薬剤師などの意見を参考に妊婦とその家族が判断するという。(翻訳・編集/柳川)
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