美しい自然の絵画、恵みの雨で天地が青一色―新疆アラタイグビ地区

2007年6月2日。新疆アラタイグビ地区の河川流域の様子。この地区には先月、恵みの雨が大量に降り、あたりは空と川の区別がつかないほどの青一色、まるで絵画のような美しい世界に変わった。

【その他の写真】

この地区はもともと放牧が盛んに行われていた豊かな牧草地だった。しかし、2001年にまとめられた報告によると、この地区全体の陸地面積のほぼ3分の1は荒廃して砂漠化しており、樹木や草木が生育できないため風速12メートル程度の風でも砂嵐が起き、約7万ヘクタールの土地が耕作不能になってしまった。このため、いくつかの村落は村ごとほかの場所に移転することを余儀なくされるなど、環境の悪化による影響が深刻化していた。

そのためここ数年、この地区の自然環境を回復させるため大規模な投資が行われ、様々な計画が実施されていった結果、砂漠化した土地の10％が緑化され、特にこの河川流域の回復はほぼ50％に達するなど、環境の改善が大いに進んだ。自然更新能力を取り戻したこの土地は、少しづつもとの美しい姿に戻りつつある。（翻訳・編集/BA）