2014年3月21日、俳優・金城武による立法院占拠への支持発言について、所属事務所が「金城本人ではない」と完全否定した。聯合報が伝えた。

【その他の写真】

台湾では現在、中台間で結ばれたサービス貿易の自由化協定について、反対と審議やり直しを求める大学生が立法院（国会）を占拠する騒動が続いている。人気タレントたちも次々にネット上などで支持を表明し、巨大な中国市場での“封殺”を恐れない勇敢な行為として、称賛を集めている。

そんな中、21日にアカウント名「Takeshi Kaneshiro」（金城武）のフェイスブックページで、物理学者アインシュタインの名言が英文で登場。「世界を破壊に導くのは邪悪な者たちではなく、何もせず傍観している者だ」という内容が、占拠騒動への支持をにおわせている。このメッセージは、登場してから1時間以内に約6000人の「いいね」を集め、勇敢な態度をたたえるコメントが殺到した。

これに対して金城の所属事務所では、「金城本人はフェイスブックや中国版ツイッターなど、SNSサイトには一切関わっていない」とコメント。また、事務所でも同様の手段での情報発信はしていないという。現在、ネット上で見られる金城名義のページは、「すべてファン運営、あるいは別人のなりすましだ」としている。（翻訳・編集/Mathilda）