2014年3月19日、韓国・朝鮮日報に、中国の韓流ファンによる全面広告が掲載された。韓国の大学教授が発表した「韓流ドラマ好きは低学歴で低所得」とする論文に抗議する内容だ。環球時報が伝えた。

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ソウル大学メディア情報学科のカン・ミョング教授らの研究グループは昨年、20〜50代の北京市民約400人を対象に調査した「中国人テレビ視聴者のドラマ消費趣向地図」を発表した。

その中で、カン教授らは「学歴や所得水準が高い人は理知的で楽しい米国ドラマを好み、低学歴で低所得の人は論理的でなく感情ばかり爆発させる韓国ドラマを好む」と指摘した。

これに対し、中国でも大ヒットした韓流ドラマ「星から来たあなた」のアジア・ファンクラブは、朝鮮日報に広告を出稿。中国語と韓国語で「カン教授、あなたは間違っている。私たちは韓国ドラマを愛しているし、高い知力はもっと好きだ」と抗議し、名誉回復と謝罪を求めた。関係者によると、広告出稿料は十数万元（約160万円以上）に上るとみられる。

このニュースに対し、中国のネットでは否定的意見が多数を占めている。以下はその一部。

「こんなことをするから、知力の低さを疑われるんだろ」

「十数万元もはたいて広告を載せるなんて、正気か？」

「カン教授の見解が正しかったことが証明された」

「こんなことして何を得られるんだ？金のムダ使い」

「中国人をひとまとめにしないでくれ。学のある人たちに、韓流ドラマ好きはいないよ」

（翻訳・編集/NY）