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山東省青州は夏王朝の初代王・大禹が治水した後に区画した9つの州の一つで、城としては2000年以上の歴史がある。
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山東省青州は夏王朝の初代王・大禹が治水した後に区画した9つの州の一つで、城としては2000年以上の歴史がある。
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青州古城は国内でも稀に見る、完全に保存された明・清代の古城。中に入ると、国家、省、市各レベルの無形文化財が目に入ってくる。町を散策すると、各種の無形文化財を見ることができ、そのうち、国家級無形文化遺産の「青州花毽」、世界で最も歴史があり、3000年前に発祥した弦楽器「青州挫琴」の演奏、体の柔軟性が目を引く伝統舞踏の「撲蝴蝶(蝶々の打ち下ろし)」が多くの観客を引き付ける。このような展示は毎日2回、週に6回ほど行われ、数年間も続けられている。古城には無形文化財の店が軒を並べ、伝習する場所まで設けられている。観客は見るだけではなく、その場で学んだり、体験したりすることもできる。
青州古城は2017年に国家5A級観光区に指定され、ほかの観光地化された古城とは異なり、観光エリアと市民の生活エリアが混ざり合い、地元の人が古城の中で暮らしている。伝統的な祝日になると、さらに魅力を増す。
無形文化財のほか、歴史の長い町ならではの有形文化財も多く、青州民俗館、欧陽修記念館など見学できる場所がたくさんある。その中で、最も有名なのが青州博物館。青州博物館は全国で唯一、県レベルの総合的な国家一級博物館で、国家一級文化財を142点収蔵し、そのうち、龍興寺などの遺跡から発掘された400体を超える「青州スタイル」の仏像は、1996年の中国十大考古学発見のトップとなった。これは前漢時代の「宜子孫」という玉璧、明代の科挙試験の解答用紙である「趙秉忠状元巻」と並んで、青州博物館の「鎮館の宝」となっている。
2019年、天津で開かれた文化観光融合大会で、青州古城は八達嶺長城などの観光地と共に「中国で最も美しい文化観光目的地」に指定された。今後、ますます多くの国内外の観光客が訪れることが期待される。(提供/CRI)
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