人民網日本語版 2020年11月5日(木) 20時0分
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中国科学院国家天文台は4日に記者会見を開き、中国天眼(FAST)が1月に検収された後、安定的かつ高い信頼性で稼働していると発表した。
中国科学院国家天文台は4日に記者会見を開き、中国天眼(FAST)が1月に検収された後、安定的かつ高い信頼性で稼働していると発表した。1年近くで観測サービス時間が5200時間を超え、目標の2倍近くとなっている。FASTが現在まで発見しているパルサーの数は240個以上で、FASTのデータに基づき発表された高水準論文は40本以上。FASTの高速電波バーストの研究成果が5日未明、国際的な科学誌「ネイチャー」に掲載された。科技日報が伝えた。
性能の向上に伴い、FASTの科学のポテンシャルが徐々に顕在化している。FAST運営・発展センター常務副センター長を務めるチーフエンジニアの姜鵬(ジアン・ポン)氏は「FASTの感度は世界で2番目に大きい単一口径電波望遠鏡の2.5倍以上だ。中国が建設する電波望遠鏡が初めて感度という重要指標で世界トップになっており、中国の天文学の重要で独創的な進展の実現を促進する上で重要な意義を持つ。超高感度により変動電波源の面で重大なポテンシャルを持ち、短期間内にナノヘルツの重力波探査、ビッグバン時代の原始重力波の検出を実現し、ビッグバン発生当初の物理プロセスの研究にデータサポートを提供する見通しだ」と説明した。
FASTはまた、中国の深宇宙探査及び通信能力を太陽系の周辺まで拡大し、国の重大戦略的需要を満たす能力を備えている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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