Record China 2014年3月16日(日) 13時34分
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中国社会が通り魔の恐怖におびえている。四川省成都市と広東省広州市でその恐怖を象徴的に示す事件が起きた。単なるデマに市民がパニックに陥り暴走する騒ぎとなった。写真は成都の事件。
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2014年3月、中国社会が通り魔の恐怖におびえている。四川省成都市と広東省広州市でその恐怖を象徴的に示す事件が起きた。
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1日、雲南省昆明市で無差別通り魔事件が発生。29人が死亡する惨事となった。政府は新疆独立勢力によるテロ事件だと発表した。14日には湖南省長沙市の市場で通り魔事件が発生。報道によると、発端はウイグル族同士の口げんかで、犯人は包丁を手に口論相手を刺殺。その後道行く人々を切りつけ、計6人が死亡した。
相次ぐ通り魔事件の発生に中国社会がおびえている。14日、四川省成都市でその恐怖を象徴的に示す事件が起きた。デパートや店が並ぶ繁華街の春煕路で通り魔が起きたとのデマが広がり、大量の市民がデパートから走り出した。パニックは周囲に伝染し、何が起きたかも知らないまま群衆が一かたまりになって暴走した。
15日には広東省広州市で警備員に捕まりそうになった泥棒が「通り魔だ」と叫ぶと、付近の市民がパニックとなり、あわてて逃げ出す騒ぎが起きている。
悲惨な事件が相次ぎ、通り魔の恐怖が注目されたことも原因だろう。それと同時に格差社会化が進み、社会のあちらこちらで不正がはびこるなか、自分たちの身近でどんな凶悪事件が起きても不思議ではないという思いが背景になっているのではないか。(翻訳・編集/KT)
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