中国外相の過去7年の記者会見で、日中関係の質問は毎年必ず―中国紙

Record China    2014年3月11日(火) 5時30分

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9日、中国で両会期間中に行われる外相記者会見を過去7年さかのぼって調べたところ、日中関係や米中関係の議題に関する質問が毎年必ず出ていることが明らかになった。写真は王毅外相。

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2014年3月9日、新京報によると、中国で両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)が開催されているが、その期間中に行われる中国外相の記者会見を過去7年さかのぼって調べたところ、日中関係や米中関係の議題に関する質問が毎年必ず出ていることが明らかになった。

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2008〜2014年の両会における中国外相の記者会見を調査したところ、毎年質問されている議題は「中国の外交政策」や「中露関係」、「米中関係」、「日中関係」、「北朝鮮問題と6カ国協議」、「中欧関係」「中国アフリカ関係」など。特に中国の外交政策と今後の展望は最初に質問される問題となっている。

元駐英大使の馬振崗(マー・ジェンガン)氏は、これらの問題は中国外交の全体的な構図と深く関連していると指摘、「大国間関係、周辺国との関係、発展途上国との関係、多国間関係という4つの要素が中国外交を取り巻いている」と述べた。

中国国際問題研究所の阮宗沢(ルワン・ゾンザー)副所長はこれらの問題が必ず話し合われているのは重要性が高いためだけでなく、その難しさのためでもあると指摘。「中国は世界各国との関係がかつてないほど深まっており、その対応も十分行う必要があるほか、6カ国協議のようにその解決の難しさから長年にわたっているものもある」と話している。

なお、両会期間中は各部(省)・委員会が記者会見を行うが、外相の記者会見は十数年来欠かさず行われている。今回の両会記者会見で王毅(ワン・イー)外相は「底気(意欲)」、「骨気(気概)」、「大気(意気)」という「3つの気」に象徴させて今後の中国の外交姿勢を語った。(翻訳・編集/岡田)

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