ロシアのウクライナ軍事介入、中国が板挟みに=「この曖昧な立場は誰にも理解できない」―中国専門家

Record China    2014年3月4日(火) 13時46分

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3日、ロシアのウクライナ軍事介入に関して、ロシア側は中国の支持を得ていると発言したが、中国外交部は明確な姿勢を示していない。中国の曖昧な姿勢は中国の微妙な立場を反映している。資料写真。

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2014年3月3日、ロシアウクライナ軍事介入に関して、ロシア側は中国の支持を得ていると発言したが、中国外交部は明確な姿勢を示していない。曖昧な姿勢は中国の微妙な立場を反映している。香港・明報が伝えた。

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北京大学国際関係学院の牛軍(ニウ・ジュン)教授は、「中国はロシアの軍事介入に関して、批判と支持の両方の考えを持っている。この曖昧な立場は誰にも理解できない」と指摘した。

英紙フィナンシャル・タイムズは、「ウクライナは中国にとって中東欧州戦略の要。中国とウクライナは2012年に農業の協力関係を結び、軍事においても密接な関係がある。ロシアは中国への先進兵器の輸出を拒んでいるため、ウクライナがロシアのコントロール下に置かれることは中国にとっては決して良いことではない」と報じている。

さらに、中国共産党機関紙の人民日報は、欧米諸国がロシアのウクライナ軍事介入を批判していることに対し、「冷戦思想から脱していない」と批判。こうした機関紙の報道からも中国の微妙な立場がみてとれるという。

戦略的パートナーであるウクライナへの支持、ウクライナを自国勢力の範囲内とみるロシアへの配慮という板挟みにあう中国の立場は、確かに誰にも理解できないのかもしれない。(翻訳・編集/内山

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