Record China 2014年3月1日(土) 6時30分
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26日、中国は食習慣の変化によって今後さらに大量の食糧輸入に頼らざるを得ず、これが世界の食糧価格の上昇をもたらすとみられている。写真は北京のレストラン。
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2014年2月26日、米国営ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(中国語版サイト)によると、中国は食習慣の変化によって今後さらに大量の食糧輸入に頼らざるを得ず、これが世界の食糧価格の上昇をもたらすとみられている。
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中国の13年度の食糧輸入量について、米農務省はオーストラリアの年間小麦生産量に匹敵する2200万トンになると予想している。中国は06年には食糧約1000万トンを輸出しており、わずかの期間に大きな変化が発生したことになる。
中国の食糧市場の研究を長年行ってきたアースポリシー研究所のレスター・ブラウン所長は、中国の食糧輸入量の急増は食習慣の変化と関係が深いと指摘。「中国人の消費スタイルが変化し、食物連鎖の上層に位置する食糧、例えば肉やミルク、卵などをより多く食するようになった。これは食糧に対するニーズが大幅に増加することを意味する」と述べた。
豚肉の消費量を例に取ると、世界全体では13年に1億700万トンを消費したが、このうちの約半分は中国で消費されている。中国ではこうした食習慣の変化に応えるためにより多くの家畜を養わなければならず、大豆などの輸入量が急増している。
一方で、中国の食糧生産はすでに高いレベルに達しており、これ以上大幅に増加する余地は残されていない。中国ではさまざまな開発によって耕地面積が縮小し、水資源不足も食糧生産の大きなネックとなっている。
ブラウン所長は「中国は今後ますます食糧輸入に頼らなければならず、日本やメキシコなどその他の食糧輸入国と競合することになる。これが世界の食糧価格のさらなる上昇を招くことになるだろう」と予測している。(翻訳・編集/HA)
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