Record China 2014年2月24日(月) 18時35分
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22日、中韓合作映画として過去最高のヒットを記録した映画「最後の晩餐」が3月1日公開される。韓国のオ・ギファン監督がメガホンを取り、中国を舞台に描く甘く切ないラブストーリーだ。
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2014年2月22日、中韓合作映画として過去最高のヒットを記録した映画「最後の晩餐」が3月1日公開される。台湾の人気若手俳優エディ・ポン(彭于晏)、中国の新進実力派女優バイ・バイホー(白百何)が主演。韓国映画「ラスト・プレゼント」(01)のオ・ギファン監督がメガホンを取った。中国を舞台にした甘く切ないラブストーリーだ。
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北京の高校。料理上手のリー・シン(エディ・ポン)は、思いを寄せる同級生・チャオチャオ(バイ・バイホー)のため、毎日弁当を手作りしていた。シェフを目指すリー・シンと、食器デザイナーを目指すチャオチャオ。やがて二人は付き合い始め、リー・シンがプロポーズ。しかし、チャオチャオは予想だにしない提案をする。
「お互いに夢をかなえていない今、一緒になるのはいや。5年後に再会し、まだ独身同士なら結婚しましょう」。呆然とするリー・シンだったが、やむなく一方的な申し出を受け入れる。チャオチャオはリー・シンを残し、一人上海へ旅立った。
5年後。チャオチャオは上海で食器デザイナーとして独立し、北京で個展を開くまでになっていた。リー・シンも夢を実現。イケメン料理人として高級レストランで腕をふるっている。メディアにも引っ張りだこだ。5年前の「約束」を忘れていないチャオチャオに、リー・シンから電話が入った。
2度めのプロポーズを期待するチャオチャオだったが、リー・シンの言葉は残酷だった。「婚約者と近く式を挙げるんだ」。混乱したままリー・シンに再会したチャオチャオ。初めて会う美しい婚約者に心が張り裂けそう。一方のリー・シンには、口に出さない秘密があった──。
リー・シン役のエディ・ポンは、台湾青春映画「ジャンプ!アシン」(11)、香港アクション映画「激戦」(13)と演技の幅を広げている。チャオチャオ役のバイ・バイホーは11年、中国で爆発的にヒットした恋愛映画「失恋33天 Love is not blind」で人気急上昇。中華圏の旬な若手二人を、オ・ギファン監督が繊細な演出で生かしている。
別離契約、5年後の再会、心尽くしの料理、夢と恋愛と結婚。レトロな雰囲気を残す北京と、急速に発展する上海。中国の変化を象徴するさまざまな要素と、韓国メロドラマの王道的展開が自然に融合した。しみじみとした余韻、監督の優しい視線が味わい深い。(文/遠海安)
「最後の晩餐」(2013年、中・韓)
監督:オ・ギファン
出演:バイ・バイホー(白百河)、エディ・ポン(彭于晏)、ペース・ウー(呉佩慈)、ジアン・ジンフー(蒋勁夫)
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