2014年2月22日、網易体育によると、ソチ五輪に参加している米国人選手が先ごろ、「滞在するホテルにオオカミが出た！」 という動画をネット上に公開し、世界中で話題になった。しかし、この動画は、米TV番組が仕組んだ悪ふざけだったことがわかった。

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問題の動画は、女子リュージュ米代表のケイト・ハンセン選手が撮影したとされていた。廊下を悠々と歩き回るオオカミらしき姿をドアのすき間から撮影したような映像だ。しかし、これは米ABCのトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ！」の司会者、ジミー・キンメル氏がいたずらで作成した動画であることを関係者が暴露した。

動画はキンメル氏がオオカミを追いかける五輪選手に扮装（ふんそう）し、番組スタッフが制作した選手村そっくりのセットの中に、本物のオオカミを放して撮影されたものだった。スカイプを通して、番組内でウソの動画撮影の様子を説明したハンセン選手は、「これほどの騒ぎになるとは思ってもみなかった」と話しているという。

人気コメディアンのキンメル氏が司会を務める同番組は昨年、出演した児童が「中国人を皆殺しにすればいい」と発言したことから、中国系米国人から激しい非難を浴びたことがあった。（翻訳・編集/本郷）