東京の複数の図書館で「アンネの日記」など約300冊が破られる―英メディア

Record China    2014年2月22日(土) 16時5分

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21日、東京都内の複数の図書館でこのほど、「アンネの日記」や関連図書が約300冊も破られているのが見つかった。写真は中国での報道。

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2014年2月21日、BBCによると、東京都内の複数の図書館で「アンネの日記」や関連図書が約300冊も破られているのが見つかった。

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ユダヤ系ドイツ人の少女アンネ・フランクによって記された「アンネの日記」は、第二次大戦中にドイツに占領されていたオランダで、ナチスによるユダヤ人狩りを逃れるために隠れ家に潜んで暮らしたアンネら8人のユダヤ人の生活を描いた作品。戦争や人種差別、ホロコーストなどについて考える一助となる作品として多くの国で翻訳・出版されており、09年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録されている。

警察の発表によると、何者かによって一部のページが破られるなど破損された「アンネの日記」やその関連図書は、東京都の新宿区や杉並区などの30カ所以上の公立図書館で発見され、約300冊にも上っている。現段階では犯人に関する手がかりは見つかっていない。

この事件について、米国のユダヤ人団体サイモン・ヴィーゼンタール・センターは「アンネが行間に残した勇気や希望、愛を破壊したいと思うのは、偏見や憎しみを心に充満させているような人間だけだ」と非難する声明を発表している。(翻訳・編集/HA)

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