Record China 2014年2月20日(木) 15時34分
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17日、シンガポールのリー・シェンロン首相はこのほど、対立を深める日本と中国について、「両国の環境は第二次世界大戦前とは異なり、戦争になる可能性は考えられない」と指摘した。
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2014年2月17日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、シンガポールのリー・シェンロン首相は対立を深める日本と中国について、対立や偶発的な事故が起き、将来的に良くない影響を残すことはあるかもしれないが、両国を取り巻く環境は第二次世界大戦前とは異なり、戦争になる可能性は考えられないと指摘した。
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2014年は第一次世界大戦から100年、日清戦争から120年という節目にあたり、日本と中国の対立が深まり、両国が戦争状態に陥る可能性を指摘する声も出ている。しかし、リー首相は中国の経済専門メディア・財新伝媒の胡舒立(フー・シュウリー)編集長によるインタビューで「日中が戦争を起こすことはないと確信している」と語った。
リー首相は「現在の中国は1930年代の中国とは異なって統一された国であり、強大な国となり、核保有国でもある。そして日本もやはり1930年代の日本ではない」と指摘。「すでに時代は変わった。誰も万歳三唱などしないし、自殺的な神風攻撃をする人もいない。日本と中国のどちらも戦争を計画するなど想像もつかないが、摩擦は予想でき、偶発的な事故も起こりうる。そうした事故は悪影響を残し、双方にマイナスとなるかもしれない」と述べた。(翻訳・編集/岡田)
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