Record China 2007年5月29日(火) 8時47分
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海南省では今まさにライチの収穫期を迎えている。今年は昨年に続く豊作となったが、価格が暴落。農家には大きな損失が出る見込み。
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海南省では今まさにライチの収穫期を迎えている。今年は昨年に続く豊作となり、ライチ農家は収穫に大わらわだ。
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豊作自体は農家にとって喜ぶべきことだが、しかし出荷価格の暴落を招いてしまった。今年、ライチの初出荷時の価格は最高でキロあたり16元(約240円)。ところがそれからみるみる暴落が進み、最低でキロ2.4元(約36円)にまで下がったという。ライチは収穫期が短く、保存も難しいとあって、元来、価格が不安定な作物だという。今年は豊作に加え実が熟すのが遅れたため、収穫期が一層集中し暴落の原因となった。キロあたりの生産コストが3元(約45元)かかるとあって、多くの農家は巨額な損失を抱える見込みだ。***
もっとも国内市場の暴落の影響を受けず、豊作に大喜びの農家もいる。海外企業と専属契約を交わした農家だ。契約時点で昨年の価格を参考にキロあたり8元(約120円)との出荷価格が決められているため、豊作で収入は大幅に増える見込み。専属契約農家は約50家だが、契約を断った多くのライチ農家は羨望のまなざしで見ている。
海南省では農民の収入増を目指して、1998年からライチ農園の拡大を支援してきた。今年の暴落の遠因として、急激なライチ農園拡大を指摘する声もある。過度のリスクで農民が破綻しないよう、行政の対応策が求められる。(翻訳・編集/KT)
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