中国の俳優ウー・レイ（呉磊）のファンが、航空会社のマイレージサービスでマイルを盗用し、約3年間で20万マイル以上を使い込んでいたことが発覚。ウー・レイの個人事務所に対してネットユーザーからは、厳しい対応を望む声が上がっている。

今月6日、別のウー・レイのファンが、航空会社のコールセンターと電話でやり取りする音源をSNS上で公開し、さらにその“悪行”を詳細に暴露したことで明らかになったもの。告発したファンによると、あるウー・レイの女性ファンが、ウー・レイの持つマイルを勝手に操作し、トータルで22万2200マイルを使っていたとのこと。盗用は2017年にスタートし、直近では今月4日にも搭乗していたことが分かっている。

盗用の手口は、ウー・レイの身分証のナンバーを闇で買い、マイレージサービスで自分の携帯番号をひも付けて不正アクセスするというもの。この3年間に自分だけではなく友人にもマイルを使わせ、搭乗記録を見るとほとんどがビジネスやファーストクラスを利用している。

さらにウー・レイのファンを激怒させているのが、この女性が盗用を始めた直後から「推し変」しており、別の人気アイドルの追っかけにマイルを使用していたこと。告発したファンは、「卑劣でとことん悪質な行為」として、盗用した女性の実名も公表している。

現在、ウー・レイの個人事務所がどのような対応をするのか注目されているが、ネットユーザーからは、「甘い顔を見せてはいけない」「こういった私生（芸能人の私生活まで脅かすファン）への一罰百戒の意味で、厳しい対処を望む」といった声が多く上がっている。最近、四川省で同じようにマイル盗用が発覚して懲役9カ月の実刑が下ったことを例に挙げ、厳罰を望む声も多い。（Mathilda）