中国でまた感染症、493人がこの病原菌に感染―台湾メディア

Record China    2020年8月24日(月) 11時50分

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23日、台湾・自由時報は、中国で赤痢菌の集団感染が発生したと報じた。写真は安徽省寿県の病院。

2020年8月23日、台湾・自由時報は、中国で赤痢菌の集団感染が発生したと報じた。

記事は、今年に入ってから中国では新型コロナウイルスの他にペスト、新型ブニヤウイルスなどのウイルス感染が発生しているとした上で、安徽省寿県政府が23日夜に「20日以降同県保義鎮で住民493人が発熱、嘔吐(おうと)、腹痛、下痢などの症状を訴えて、治療を行っている」とし、省などとの合同調査の結果「赤痢菌感染によるものと判定した」と発表したことを紹介した。

そして、台湾衛生福利部の情報として、赤痢は熱帯、亜熱帯地域で見られる伝染病で、監獄、託児所、療養施設、難民キャンプなど人が多く集まる場所で集団感染が起こりやすいと説明。また、水道が普及していない、あるいは衛生環境が悪い地域で特に発生しやすく、汚染された飲食物で地域的な大流行を引き起こすとも解説している。

記事は、赤痢の集団感染が発生した同県は洪水災害が頻繁に発生する長江下流付近に位置しており、水質汚染による感染発生の可能性があると指摘。現地住民からは「飲料水が黒くなった」という情報も出ているとし、現地政府が感染拡大防止のため21日より水道供給を停止してさらなる処置を実施していると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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