Record China 2020年8月23日(日) 13時40分
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18日、中国紙・環球時報によると、台湾が米国から購入するF-16V戦闘機が中国のJ-20戦闘機に勝るという台湾メディアの報道に、中国の専門家が「常識不足」と断じた。写真はJ-20。
2020年8月18日、中国紙・環球時報によると、台湾が米国から購入するF-16V戦闘機が中国のJ-20戦闘機に勝るという台湾メディアの報道に、中国の専門家が「常識不足」と断じた。
記事によると、台湾がこのほど米国から最新のF-16V戦闘機66機を購入する契約を結び、2026年に納品される予定だと報じられたことについて、台湾の民進党寄りとされるメディアから「F-35と同じレーダーを搭載するなど、F-16Vの航空電子能力、戦闘能力はJ-20に匹敵する」との見方が出ているほか、「ドッグファイトにおいてF-16VはJ-20に対して劣勢に立つことはない」との情報も出たという。
台湾メディアは今回の購入契約の中に含まれている新しい空対地巡航ミサイルについて、「飛距離が130キロで破壊力が大きく、F-16Vに搭載することで直ちに中国本土の沿海駐留軍を攻撃可能だ」とも伝えたという。
一方、中国本土のある軍事専門家は「台湾独立勢力に関係する台湾メディアが、米国から購入した武器の性能について大げさに伝えるのは以前からあること」とした上で、実際にはレーダーの性能はF-35に比べて大きく劣ると解説。「F-16VがJ-20に匹敵する」という見方については「検討不足である上に、基本的な常識に欠けている」と断じた。
同軍事専門家はさらに「F-16Vはステルス性能を持たない第4世代戦闘機であり、どんなに改良しても第5世代戦闘機の水準には達しない。F-16Vの攻撃能力は、今回米国から購入するというミサイルを搭載したとしても、劇的な向上は見られない」と述べ、「中国軍はすでに台湾海峡の制空権を掌握している。F-16Vは離陸した途端に見つかって撃墜されるのみだ」と評している。(翻訳・編集/川尻)
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