北京のスモッグ中には微生物が1300種類!「市民が普段何を吸っているかがよく分かった」―米誌

Record China    2014年2月3日(月) 12時54分

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31日、米誌・ポピュラーサイエンスのウェブサイトによると、北京のスモッグには約1300種類の微生物が含まれていることがわかった。写真はスモッグに包まれる中国の都市。

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2014年1月31日、米誌・ポピュラーサイエンスのウェブサイトによると、北京のスモッグには約1300種類の微生物が含まれていることがわかった。

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研究チームが2013年1月から北京で空気のサンプルから取り出したDNAを測定したところ、1月は空気が劣悪な状態にあったことがわかった。

英誌・ネイチャーによると、大部分の微生物は無害だが、アレルギーや肺疾患を引き起こす種も含まれているという。微生物の種類についてはDNA測定で詳細な情報が得られている。スモッグの深刻な日は、危険な微生物の濃度も高くなることがわかった。

だが、すべての微生物が生きているわけではないという。DNA測定だけでは、その微生物の生死はわからない。実際には人間の皮膚から落ちたものであるかもしれず、路上に落ちている犬のフンに含まれていたものかもしれない。

研究チームのジュー氏は取材に対し、「我々が普段何を吸っているのかがよくわかった」と語った。北京の空気中の微生物で、人間が病気になるのかどうか、さらなる研究が待たれる。研究チームは微生物の種類を特定したものの、それが人間に感染するルートであるかどうかはわかっていない。仮に微生物がいなかったとしても、汚染は人体にとって有害なものであり、心臓病や肺病のリスクを高めるものであることは周知の事実である。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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