「中国の指導者は忙しい、時間は有効に使う」=安倍首相の対話要請を一蹴―中国外交部

Record China    2014年1月24日(金) 14時19分

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23日、中国外交部の秦剛報道官は定例記者会見で、中国との対話を求める安倍首相について「中国の指導者は忙しい。時間をもっと有効に使ってもらう」と述べた。

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2014年1月23日、中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官は定例記者会見で、中国との対話を求める安倍首相について「中国の指導者は忙しい。時間をもっと有効に使ってもらう」と述べた。

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安倍首相はダボス会議で日中関係を第一次大戦前の英独に例え、「貿易関係が緊密であったにもかかわらず、戦争が起こった。日中はこれを鑑(かがみ)としなければならない」と述べた。記者からはこのことについてどう考えるかという質問があった。

秦報道官は「第一次大戦前の英独関係のことを言うよりも、歴史を直視し、第一次大戦前や近現代史全体において日本が中国に何を行ったのかを深く反省すべきだ。鑑とすべきは軍国主義による侵略と植民地統治の歴史であり、記憶に刻むべきは日本が中国を含む被害国の人々に深刻な災いをもたらしたことだ。歴史を直視し、鑑としなければ、日本とアジアの隣国の関係に未来は訪れず、アジアの人々と世界の人々を安心させることはできない」と述べた。

また、安倍首相が対話の前提を設けるべきではないと述べたことについて、秦報道官は「日本は誤りを認めようとせず、あちこちで中国の悪口を言って回る一方で、対話をせよとお題目を唱えている。このような対話には何の意味もない」と述べ、「中国の指導者は忙しい。時間をもっと有効に使ってもらう必要がある」と述べた。

秦報道官は「日本の指導者は自らの行動によって対話の扉を閉ざした。今日本に求められているのは、誤りを認めて態度を改め、実際の行動で中日関係改善の条件をつくることだ」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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