2020年7月15日、韓国・ニューシスは、日本政府が防衛白書を通じて竹島の領有権を主張したことを受け、韓国の慶尚北道知事が強く抗議したと報じた。

記事によると、慶尚北道の李チョル雨（イ・チョルウ）知事は同日発表した声明で「独島（竹島の韓国名）はわれわれの生活の拠り所であり、民族自尊の象徴であり、歴史的・地理的・国際法的にも明白な大韓民国の領土だ。日本が防衛白書で独島領有権主張を繰り返すことは、過去の帝国主義的な領土への野心に閉じ込められた時代錯誤的な行為であり、国際的な非難を免れないだろう」と強く批判した。

また、「日本の持続的かつ露骨な領土侵奪行為は日韓間の未来志向的な協力関係を阻害する行為だ。日本政府はわい曲された歴史観に基づいた防衛白書を直ちに廃棄し、北東アジアの繁栄と平和定着のための国際社会の努力に積極的に参加しなければならない」と主張。「独島を管轄する道知事として、300万の道民と共に独島の領土主権に対する日本のいかなる挑発も決して容認せず、断固として対応していく」と強調したという。

これを受け、韓国のネット上では「知事かっこいい！」「おっしゃる通り！」など賛同の声が上がっている。

一方で「ショーはやめて」「信頼度O％」「（保守系の）未来統合党の議員が独島の話をし出すなんて…。これは何かあるはず」など真意を疑う声も目立つ。

この他に「韓国も日本に対抗して『対馬の日』を宣言しよう」「独島の知事を新たに任命して」などと提案するコメントも寄せられている。（翻訳・編集/松村）