Record China 2007年5月23日(水) 15時2分
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2007年5月22日、県政府の発表によると、広西チワン族自治区博白県で起きた暴動事件は基本的に解決、落ち着きを取り戻したという。写真は今年新疆ウイグル自治区で行われた宣伝イベント。イベントのキャッチコピーは「一人っ子はお金持ちへの早道」。
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2007年5月22日、県政府の発表によると、広西チワン族自治区博白県で起きた暴動事件は基本的に解決、落ち着きを取り戻したという。
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17日の午前、一人っ子政策に反対する住民が、県行政機関を取り囲み、施設や政府車両を壊すなどの暴動事件が発生した。当初数百人だった参加者は時を追うごとに増加し、最終的には数千人の規模にまでふくれあがったという。***
現地住民によると、事件の背景には、市民の一人っ子政策への不満があるという。博白県は、1949年の中華人民共和国建国時に50万人だった人口が現在では160万を超えている。50年で人口が3倍になっている。経済的に立ち後れた地域であり、「子沢山は幸福」という観念がいまだに強く残っているため、一人っ子政策はなかなか浸透しないことが原因と言われている。近年、県政府は大規模な宣伝活動・厳格な罰則の運用・法律の適用を進めていた。一説によれば、目標を達成するために、強制的に不妊手術・中絶手術を行ったとの噂まである。
黄少明(ホワン・シャオミン)県長は、一人っ子政策に対する住民の不満を唆し、暴動を引き起こした不穏分子がいると指摘。すでに28人を拘留していると発表した。また現在、4200人にも及ぶ幹部が各農村をまわり、民心の掌握に勉めていると発表した。(翻訳/編集・KT)
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