日本の高校サッカーのレベルと規模に驚く中国人、「へなちょこ試合だと思っていた…」―中国紙

Record China    2014年1月19日(日) 5時50分

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17日、中国紙は日本の高校サッカーについて、レベルも規模も中国より上だと指摘した。資料写真。

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2014年1月17日、東京・国立競技場(サッカー日本代表ホーム、1964年東京五輪主会場、2020年東京五輪・開閉会式会場)は先ごろ、5万人を超える観客であふれ、高校サッカーの鮮やかな決勝を見守った。銭江晩報が伝えた。

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結果は富山代表の富山第一が石川代表の星陵を3−2で破り、初優勝した。今回の神がかったゲーム展開は、中国のサッカーファンはあまり関心はなかったが、ある事実がすべての人を震撼させたに違いない。このような高水準のゲームは、日本代表でもなければ、Jリーグでもない。全国高校サッカー選手権の決勝にすぎなかったのだ。

決勝のネット中継で、私たちは両校サッカー部の技術が抜きん出て、パスの正確さ、フォーメーションの巧みさを見た。また、満席となった5万人以上のファンが会場にあふれ、テレビ中継局は上空からの撮影技術も駆使していた。

決勝は日本サッカー界の名将、三浦知良のエールさえ引き寄せた。日本サッカーの「生きた化石」として、46歳の三浦知良はいまだ引退せず、Jリーグでのプレー最年長記録を更新し続けている。

富山を代表して出場した富山第一はさらに、地元がこぞって注目した。富山県の若者は居酒屋で沸き返った。小学生は体育館に集合し、空のペットボトルを振りながら、先輩たちのために応援し続けた。市民の多くは大型施設ホールで中継を観戦した。白髪のお年寄りも少なくなかった。果てはタクシー運転手もすべて、車内で実況に耳を傾けていた。100万人の地方が高校サッカーの試合にこれほど関心を寄せるとは、驚くべきことだ。

これと明らかな対照をなすのは中国スーパーリーグだ。昨年のリーグ平均入場者数は1万8000人。これも広州恒大、北京国安のおかげで、杭州緑城のゲームは毎回1万人前後にすぎない。

あるネットでの書き込みが感嘆していたのももっともだ。「以前スラムダンクを見たとき、最も嘘だと感じたのは、高校生の子供じみた試合なのは明らかなのに、なんでそれほど多くの大人が家族連れで観戦に来て、全国各大メディアが報道するのか、ということだった。井上雄彦がこのように描いたのは、重々しさと熱気を与えているだけに過ぎず、現実の生活で、高校生のへなちょこ試合がこれほどの注目を集めるはずはないと思っていた。でも、自分はやっと信じた」

全国高校サッカー選手権大会は1917年に始まった。当時はまだ第一次大戦中で、現在では4166校が出場する全国規模の青少年大会に発展している。各チーム18人の選手だけだと計算しても、高校生の年頃で、日本サッカー界には少年7万人以上がいることになる。中国の薄弱な青少年サッカーの基盤と比べ、天と地の差であるのは明白だ。

全国高校サッカー選手権は毎年1回開かれる。その関心度はプロリーグにも引けを取らず、日本各地にとって地域の熾烈な競争の舞台となっているのみならず、Jリーグ、そして海外クラブのスーパースターへの道なのだ。本田圭佑中田英寿中村俊輔、遠藤保仁、岡崎慎司、長友佑都らスタープレーヤーは、高校サッカー選手権から誕生している。(提供/人民網日本語版・翻訳/HT・編集/TF)

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