Record China 2014年1月20日(月) 17時38分
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18日、北朝鮮のレアアース資源は世界最大の埋蔵量を誇り、国際市場を変える可能性がある。写真は中国のレアアース鉱床。
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2014年1月18日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトは、北朝鮮のレアアース資源が国際市場を変える可能性があると伝えた。
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英領バージン諸島に本部を置くSRE Minerals社は、「世界最大のレアアース鉱床が北朝鮮にある」と話す。同社はこれらの資源開発に向けて、すでに北朝鮮との合弁会社を設立した。地質調査報告によると、北朝鮮にはスマートフォンやハイビジョンテレビなどの電子機器に利用できるレアアースが約2億1600万トン存在する。この数字が事実だと証明されれば、北朝鮮のレアアース資源は全世界で確認されているレアアース埋蔵量の2倍以上、中国のレアアース埋蔵量の6倍以上に相当する。
ハワイ東西センターのスコット・ブルース研究員は「北朝鮮のレアアースは市場における中国の地位を揺るがすだけでなく、最大のレアアース輸入国である日本・韓国と北朝鮮の関係改善を促す」と指摘する。平壌の西北に位置するチョンジュ(定州)鉱床のレアアースは理論値で数兆ドル以上の価値があるとされる。
世界のレアアース市場における中国のシェアは90%に上り、圧倒的に優位な立場にある。日本との関係悪化で中国がレアアースの輸出制限を行った際には、レアアースの価格が高騰。これにより世界各国はレアアースの輸入を中国に依存しない方法を模索するようになった。
オーストラリア国立大学アジア太平洋研究学院の北朝鮮問題研究員レオニード・ペトロフ氏は、「北朝鮮は鉱物資源をこれ以上外国に開放するような冒険はしない。ただし、外貨獲得のため中国への売却は続けるだろう」と話す。同氏はさらに「レアアースは引き続き中国政府によってコントロールされるはずだ。中国の経済影響力は北朝鮮に軍事面でも物資補給面でも保護をもたらす。ゆえに世界最大のレアアース鉱床は現政権を今後支えていくだろう」と語っている。(翻訳・編集/本郷)
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