Record China 2020年7月3日(金) 6時40分
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環球時報によると、インド政府の中国製アプリ禁止令により、動画共有アプリ「TikTok」を運営する中国の字節跳動(バイトダンス)の損失額は60億ドル超に上る可能性があるとの見方が出ているという。
インド政府は6月29日、インドの主権や安全、個人情報を脅かしているとして、動画共有アプリのTikTok(ティックトック)やメッセージアプリの微信(ウィーチャット)など59の中国製モバイルアプリの使用を禁止すると発表した。
これに関連し、中国共産党系の環球時報(電子版)は7月1日付で、インド政府の中国製アプリ禁止令により、TikTokを運営する中国の字節跳動(バイトダンス)の損失額は60億ドル(約6445億円)超に上る可能性があるとの見方が出ていると報じた。
記事によると、バイトダンスが運営するアプリでは、TikTok以外にも、ソーシャルメディアアプリのHelo(ヘロー)とショート動画アプリのVigo Video(ヴィゴビデオ)が今回の禁止令のリストに含まれている。
海外メディアは、バイトダンスに近い人物の話として、「バイトダンスは直近数年間に10億ドル以上をインド市場に投資している。インド政府による禁止令により、バイトダンスのビジネスは事実上停止され、60億ドルを超える損失が発生する可能性がある。この額は、他のすべてのアプリの損失額の合計を上回ることになるだろう」と伝えている。
TikTokは今年5月に世界全体で1億1200万回ダウンロードされている。インド市場が全体の20%を占め、その割合は米国の2倍となっている。(翻訳・編集/柳川)
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