前例がないほど悪化した日中関係、北東アジア情勢に緊迫もたらす―韓国紙

Record China    2014年1月15日(水) 8時10分

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13日、日清戦争から120年を迎える今、日本と中国、韓国の関係は歴史問題と領土問題をめぐり激しく対立している。写真は中国海軍。

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2014年1月13日、環球時報によると、日清戦争から120年を迎える今、日本と中国、韓国の関係は歴史問題と領土問題をめぐり激しく対立している。この状況を韓国紙は日清戦争前と比較して伝えた。

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韓国紙・毎日経済は、「日清戦争は韓国にとって亡国の歴史だ。1984年に発生した同戦争で、日本は清王朝から朝鮮半島の支配権を奪いとり、最終的には朝鮮王朝の消滅と日韓併合を招いた」と指摘。朝鮮王朝の終えんは必然的だったとして、その理由に当時の国家指導層が道徳心や権威を失い、権力階級は国家利益よりも自分たちの利益を優先していたことを挙げている。

同紙はさらに、「2014年は日清戦争と同じく甲午(こうご)、キノエウマの年だ。中国の台頭と日本の右傾化により、米中、日中の確執は広がり、北朝鮮の政局は不安定。もし韓国が朝鮮半島情勢の主導権を握ることができなければ、120年前の悲劇を繰り返すことになる」と述べている。

国民日報は、「120年前、朝鮮半島で清、日本、ロシアの3国が争ったが、現在は2つの超大国・G2への台頭と新たな大国関係の構築を狙う中国と、アジア太平洋戦略に重点を置く米国、交戦権を取り戻そうとしている日本の3国だ。120年前と大きく違う点は、朝鮮半島が2つに分かれてしまったことと、中国が衰退した清王朝とは違い、米国と互角に激しい競争を展開していることだ。こうした状況下で、日中関係は過去にないほど悪化しており、北東アジア情勢はまずます緊迫の度合いを深めていくばかりだ」と主張している。(翻訳・編集/本郷)

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