2014年1月12日、人民日報海外版によると、中国税関総署の鄭躍声（ジョン・ユエション）総合統計局長は10日のプレスブリーフィングで「2013年1〜10月に中国の製品貿易総額は米国を超え、増加幅でも米国を7ポイント上回った。米国側の統計によると、11月期まででも米国の製品貿易の増加幅は1％に満たない。この統計に基づくと、2013年に中国が米国を抜いて製品貿易で世界首位になることはほぼ確実と言える」と表明した。

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中国の貿易総額は昨年初めて4兆ドルの大台を突破した。税関の統計によると、2013年の中国の貿易総額は4兆1500億ドルで、為替要素を差し引くと前年比7．6％増加した。

中国の貿易総額は2004年に1兆ドル、2007年に2兆ドル、2011年に3兆ドルを突破。今回再び「数兆ドル」の大台を突破した。「中国の貿易の発展にとって一里塚と言える」と鄭氏は指摘した。

貿易は優れた業績を上げたが、これは容易なものではなかった。鄭氏は「世界経済は2013年も調整期にあり、回復の兆しは見られたものの、基礎は依然堅固でなかった」と語った。国際経済環境、為替相場、人件費など輸出コストの持続的上昇などの影響を受けて、貿易は2012年、2013年ともに目標の増加幅を達成できなかった。2012年の目標は10％前後だったが、実際の増加幅は6．2％だった。2013年の目標は8％だった。

中国商務部研究院欧州研究部の劉華芹（リウ・ホアチン）副主任は「国際経済の回復が緩慢であることが、貿易が伸び悩んでいる主要原因だ。これに加えて国内では過剰生産能力の圧力を抱え、構造調整が国際大口商品の輸入需要を押し下げた」と指摘。民生証券の管清友（グアン・チンヨウ）氏は「欧米の需要減少が輸出の足かせとなった」と指摘した。（提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/TF）