Record China 2007年5月22日(火) 6時58分
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2007年5月18日、元アルバイト店員から最低賃金との差額を支払うよう調停を起こされたケンタッキーは請求額のほぼ2倍の賠償金を支払った。
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2007年5月18日、ケンタッキーをクビになり、受け取るべき給与の支払いを求めて中国KFCを経営する百勝餐飲グループを訴えていた広東省広州市の唐小菁(タン・シャオジン)さん43歳が請求額のほぼ2倍にあたる4577.66元(約6万8700円)の賠償金を手にした。ただし、金額は第三者に明かさないとの一筆を書かされた上でだ。
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この訴えは、今年3月末に「就業成績が悪い、長く働きすぎた」を理由に契約を打ち切られた唐さんが、同省が今年から実施しているアルバイトの最低賃金、時給7.5元(約113円)との差額を請求するために起こした調停。7年前にアルバイトとして入った時の時給は3.1元(約47円)、その後少しずつ昇給したが、契約打ち切り直前の時給は4.7元(約71円)、保障されている最低賃金に遠く及ばなかった。
熟練したアルバイトを正社員に登用せず、低賃金のアルバイトとして長期間雇用し続けているのはKFCだけではなかった。今年、最低賃金の保障規定が始まって以来、ほとんどの外資系ファーストフード店で同様の実態が明らかにされている。これまで泣きを見てきたアルバイトたちが今回の調停結果に勇気づけられたことは間違いなく、今後、全国で同様の調停が起こることは必至だろう。(翻訳編集・WF)
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