中国で就職難がさらに悪化、海外帰国者も30万人超―米華字メディア

Record China    2014年1月12日(日) 22時5分

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6日、中国で2014年に大学を卒業する人の数は727万人に達し、これまで以上に厳しい就職競争になることが予想されている。写真は中国の公務員試験。

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2014年1月6日、米華字メディア・多維新聞によると、中国で2014年に大学を卒業する人の数は2013年と比べて28万人も多い727万人に達し、これまで以上に厳しい就職競争になると予想されている。また、海外から帰国する人材も30万人を超えるとみられている。

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中国、特に北京や上海のような大都市では、若者が仕事を見つけるには実力だけでなく家庭環境やコネなどの社会的なつながりが不可欠となっている。英語圏に留学していた「海帰組」もありふれた存在になり、すでに高収入が期待できる仕事に就ける保障はなく、地元に人脈を持つ国内大学の卒業者に及ばないケースもあるという。

統計では、就職が難しい海外帰国者は留学者総数の35%を占めており、70%の留学生は帰国しても思うような職に就くことができていない。国内の教育機関が調べたところ、2013年に海外帰国者が最初に就いた仕事の年棒は高くないのが一般的で、そのうち36.5%は初年度年棒が4万元(約68万円)に満たず、同6万元(約102万円)に満たない人が67.2%に上る。

低賃金に至ったのは様々な要因の結果だという。2013年は「史上最大の帰国ブーム」と「最大の就職難」が重なり、国内で激しい就職競争が起きたことが低賃金の主因となっているが、海外帰国者自身は就労経験も報酬に影響する重要な要素となっていると話している。(翻訳・編集/岡田)

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