フライメディア 2020年6月22日(月) 22時40分
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ステイケーションという言葉を聞いた事があるだろうか。このステイケーション、Stay(ステイ)とVacation(バケーション)を組み合わせたアメリカの造語なのだそうだ。
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ステイケーションという言葉を聞いた事があるだろうか。このステイケーション、Stay(ステイ)とVacation(バケーション)を組み合わせたアメリカの造語なのだそうだ。休暇というと海外旅行などの遠出をする事をイメージしがちだが、このステイケーションは自宅の近場に宿泊をして、ゆっくりと休暇を楽しむことを指す。
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ここ香港では現在ほぼ鎖国状態となっており、休暇ごとに海外へ飛び出していた旅行好きな香港人たちは、これらのステイケーションに注目し始めている。現在多くのホテルで、宿泊+施設内で利用できるレストラン等の格安パッケージを造成している。そして各ホテルが少しでも稼働率を高めようと打ち出している、アイデア溢れる「面白いステイケーション」プランも出始めた。
今回は市内中心のとあるホテルのステイケーションをご紹介したい。訪れたのはコーディス香港。MTRモンコク駅の真上に位置する、立地抜群の高級ホテルだ。多くのモダンアートが館内のいたる所に展示されているコーディス香港では、2020年の夏向けに18ものステイケーション・プランを打ち出した。そのうちの一つがなんと、ボールルーム(宴会場)内にベットを入れて、寝ながら映画を見るという一風変わったもの。
7メートルもの天井の高さを誇る大きな宴会場には、大きな映画鑑賞用のスクリーンと、十数台ものキングサイズベットが設置されていた。屋外の映画上映で各自好きなスタイルで見るというのは耳にしたことがあるが、「宴会場に設置した快適なキングサイズベットに寝ながら映画を見る」光景を目にしたのは初めてだ。
さすが高級ホテル、設置されているベットはゆったりとした厚みのあるもの。そしてシーツ等も高級ホテル仕様で、素晴らしい。ここに横になったら、あまりの快適さに映画を見る前に寝てしまうのではないかと思えてしまう。
十数台のベットは、寝ながらでも映画鑑賞ができるように、少しずつ段差をつけて配置をずらして設置されている。また当日にはカナッペやドリンクも用意されているとの事で、快適さに加えて、お腹も満たすことができそうだ。
同じようなベットが並んでいる為、暗がりの中でお手洗いに行った後は間違えたベットへ戻るのではないかと心配であるが、それぞれのベットには番号が付けられているので問題もなさそうだ。また「人前でベットに入る」という行動を伴うために、プライバシー確保にも配慮されている。ベットとベットの間はかなりのスペースが設けられている為、プライベート感はきちんと保たれている。
色々なステイケーションを調べてみた中で、筆者としてはこのコーディス香港の映画鑑賞プランが非常に斬新で面白いと思った。他にも子供連れ・女子旅用など、テーマに沿った企画が盛りだくさんでリピートをしても楽しめそうなプランが揃っている。
どこにも行かれない中で、静かな広がりを見せているステイケーション。これからもどんどん魅力的で新しい企画が誕生していくに違いない。そしてコロナ後の休暇の過ごし方を大きく変え、近場で過ごすための新しい過ごし方として定着をしていきそうな予感がする。(提供/フライメディア)
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