Record China 2020年6月22日(月) 6時0分
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19日、韓国・ヘラルド経済は「韓国と日本のテレビの平均販売価格が逆転した」と伝えた。資料写真。
2020年6月19日、韓国・ヘラルド経済は「韓国と日本のテレビの平均販売価格が逆転した」と伝えた。韓国メーカーは06年に世界のテレビ市場の覇権を握り、「技術の日本」を抑えてプレミアムイメージを展開してきたが、最近は中国の低価格と日本の高価格に挟まれた「サンドイッチ状態」になっていると説明している。
市場調査機関の資料によると、今年1~3月期のサムスン電子とLG電子の平均価格は626.9ドル(約6万7000円)で、日本メーカーの平均(636.9ドル)を10ドル下回った。韓国メーカーの平均は昨年10~12月期、682.6ドルで日本メーカーの平均(708.2ドル)を下回っており、これで2期連続となった。
記事によると、資料検索が可能な過去10年間のデータ上、韓国メーカーの平均は11年1~3月期(499ドル)から日本(482ドル)を上回ってきており、日本メーカーの平均を下回ったのは「この10年間で初のこと」だという。韓国メーカーの平均は18年1~3月期(809.8ドル)にグローバルメーカーで初めて平均価格800ドルを突破したが、その後は下り坂だった。
メーカー別の平均価格を見ると、サムスン電子は価格下落幅が前年同期比15.4%で、トップ3社のうち最も大きかった。LG電子の価格も2.7%の下落となった。一方、日本のソニーとパナソニックはそれぞれ1.7%と16.5%、価格が上昇している。
こうした日韓メーカーの違いについて、記事は「中国の波状攻勢により、液晶ディスプレイ(LCD)パネル価格が急落したことが、韓国メーカーの価格を引き下げた」「日本のメーカーの場合、有機発光ダイオード(OLED)の割合が高い自国市場が主力であることが影響している」と説明している。専門家も「日本はOLEDを好む。OLEDパネルは今も価格が高いため、テレビ価格の下落幅も韓国メーカーを下回って当然」だとコメントしているという。
また、単価2500ドル以上のプレミアム市場における韓国メーカーの失速を懸念する声も上がっているという。今年1~3月期、韓国メーカーのプレミアム市場におけるシェア(売上高ベース)は67.9%で、前年同期(73.9%)に比べ6ポイント下落した。一方、日本は同期間に22.6%から29.8%に、7.2ポイント伸ばしている。「韓国の下落分以上を日本が持っていった形」だと、記事は伝えている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「売り上げじゃなくて価格の話?何だよ、それ」「品質とか売上高じゃなくて、価格だと?」「日本の大型OLEDパネルはほとんどLG製だ。心配いらないよ」「OLEDの部品は全て韓国製だよ。売れたら売れるほど韓国も利益を得る」「記事の意図が分からない」「世界の市場を見てみなよ。海外ではサムスン、LGの製品がメインで売られている」など、記事へのツッコミのコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)
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