Record China 2020年6月19日(金) 20時20分
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日本政府が新型コロナウイルス流行を受けて講じていた出入国制限を緩和する最初の対象に台湾が含まれていなかった。台湾のネットユーザーから反響が寄せられている。写真は台北松山国際空港。
日本政府が新型コロナウイルス流行を受けて講じていた出入国制限を緩和する最初の対象に「コロナ対策の模範」とされる台湾が含まれていなかった。台湾のネットユーザーからは歓迎の声が多く寄せられている。
安倍晋三首相は18日、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いているベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国との出入国制限を優先的に緩和する方向で調整することを発表した。入国前にPCR検査を行い陰性であること、入国後の行動計画書を提出することなどが条件になるという。
第1弾となる緩和措置の対象に、新型コロナウイルスの抑え込みで成果を挙げている台湾は含まれなかった。台湾メディア・自由時報は19日付の記事で、上記4カ国の出入国制限を緩和する一方で「台湾の名前は挙がらなかった」と報道。日本のネットユーザーからは「台湾なしはおかしいだろう」「タイやオーストラリアが入っているのに台湾はなし?」「台湾にすごく行きたい。制限を解除してほしい」といった失望の声が上がったと伝えた。
一方、台湾のネットユーザーからは日本が台湾を含まなかったことを“歓迎”する声が多い。フェイスブックでは「中国に気を遣った?」「日本の政治には失望した」といった声が一部あるものの、「良いことだ。今は海外より台湾の方が安全」「日本はまだコントロールできていない。行くのは危険。正しい判断だと思う」「実は日本はこのウイルスに汚染されていないきれいな台湾を守ってくれてるんだ」「たぶん、台湾側が拒否したんでしょう」「台日友好のため、日本のネットユーザーに感謝。でも今は距離を保とう」「ありがとう。でもホント、急いでませんので」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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