安倍首相の靖国参拝、日系自動車メーカーに冷や水―中国メディア

Record China    2014年1月5日(日) 22時30分

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3日、安倍首相は政権発足から1年となる12月26日、大きな批判を集めることが明白であるにもかかわらず靖国神社を参拝し、日中関係を悪化させ、日系自動車メーカーにとっては冷や水になるのではと懸念されている。写真は北京最大の自動車市場で販売されるトヨタ車。

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2014年1月3日、安倍首相は政権発足から1年となる12月26日、大きな批判を集めることが明白であるにもかかわらず東京・九段北の靖国神社を参拝し、日中関係をさらに悪化させ、日系自動車メーカーにとっては冷や水になるのではと懸念されている。人民網が伝えた。

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中国の王毅(ワン・イー)外相は「もし日本側が意図的に日中関係の守るべき一線に引き続き挑戦し、両国間の緊張と対立を激化させ続けるのなら、中国側は必ずやとことん相手をする」と強く抗議した。また、ある日系自動車メーカーの役員も、「販売台数に影響が出るのでは」との懸念を示している。

2012年9月、日本が尖閣諸島の国有化を宣言し、日中関係が急激に悪化。同月には、トヨタの販売台数が前年同期比48.9%減、日産が同35.3%減、ホンダが同40.5%減に落ち込んだ。

さらに、中国自動車工業協会が発表しているデータによると、同年11月、日系自動車の販売台数は前年同期比36.05%減の17万200台と、落ち込んだままだった。

13年に入り、日系自動車メーカーの中国での販売台数は少しずつ回復し、最近発表された各メーカーの9月の販売台数を見ると、業績を大幅に伸ばしていた。うち、トヨタの販売台数(新車)は前年同期比63.5%増の7万2100台で、ホンダに至っては同118.1%増の7万3990台だった。また、日産が同83.4%増の11万7100台、マツダが同34.4%増の1万7821台だった。

しかし、このような回復もまだ力不足と言わざるを得ない。13年1−9月のデータによると、日産の販売台数が前年同期比わずか0.2%増、ホンダが同5.8%増にそれぞれとどまり、トヨタとマツダに至ってはそれぞれ、同0.5%減と15.8%減となっているからだ。

販売台数を伸ばすために、各日系自動車メーカーは保証期間の引き延ばしやアフターサービスのさらなる充実などの対策を取ってきた。また、トヨタが新型のラヴ4やVIOS(ヴィオス)、ホンダが新型のアコードやCRIDER、JADE、マツダがCX−5など、各メーカーが新型車を投入したことも販売台数増加に貢献した。

ある自動車業界の専門家は、市場の競争がただでさえ熾烈を極めているうえに、日系自動車メーカーが完全に回復しておらず、欧米のライバルも次々に攻勢をかけているため、今回の安倍首相の靖国参拝が日系自動車メーカーにとって冷や水となるのは間違いないとの見方を示した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)

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