普段は効率悪い中国人、利害関係が絡むと変身、骨の髄まで商売人―韓国紙

Record China    2014年1月4日(土) 9時30分

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2日、韓国紙はこのほど、中国人の「何事もゆっくり」というイメージは表面的なもので、利益追求のためなら迅速に動くと指摘した。写真は江蘇省南京市の政務サービスセンター。

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2014年1月2日、中国紙・参考消息(電子版)によると、韓国紙・朝鮮日報はこのほど、「利を追い、害を避ける『中国式速度』」と題した記事を掲載した。

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中国人と聞いて、韓国人が思い浮かべるのは「ゆっくり」という言葉だろう。多くの韓国人が中国人を「のんびり」「怠惰」ととらえており、これらを民族的悪しき習慣とみなしている。しかし、中国人にこれを伝えると「あまりにも急ぐと、失敗も多いのでは?」「中国の経済発展は韓国よりも早かっただろ?」と返される。さらには、環境などの開発が早過ぎるあまりに発生した社会的副作用について、自分たちで反省を始めるほどだ。

だが、中国で働く韓国人の多くは、一緒に働く中国人の仕事ぶりに不満を抱いている。韓国人社員1人が1日で完成する仕事を、中国人ならば2〜3人で何日もかかる。仕事の効率が極めて悪いのに、彼らは平然と定時に退勤する。これが韓国人には理解できない。

ただし、中国人は利害関係が絡むと変身する。自分の利益になると思える仕事は、韓国人よりも素早くこなす。反対に自分の利益にならない仕事は非常にのんびりだ。このことは、中国の公務員の働きぶりをみればよく分かる。外資企業誘致と外資導入に携わる公務員は、驚くほどの速さと寛容さで、一度に大量の手続きを処理する。そうでない部署の公務員は重箱の隅をつつくように各種申請書をチェックし、どんなささいなミスであっても決して見逃さず、絶対に受理しない。

同じ国の同じ公務員でこの違いは何なのか。それは、前者の仕事には処理しただけの「奨励金」がつくのに対し、後者の仕事には瑕疵(かし)があった場合に責任を負わせられるというリスクがあることだ。中国人との合弁事業で成功した韓国の企業家は、「中国人は骨の髄まで商売人だ」と指摘し、「彼らの利益追求本能を理解したことが成功につながった」と話している。

中国人はただ利益を追求するだけでなく、リスクを避ける。外資ブームの真っただ中、中国政府はホットマネーの導入を禁止した。そのおかげで、世界的な金融危機に遭っても、中国は少ないダメージで済んでいる。また、宇宙開発や資源開発などの国家重点プロジェクトは、短期間で利益が出ないと分かっていても、中国政府は断固として推し進めている。このように、大きな目標の実現に向かって揺るぐことなく前に進み、同時に緩急の調整ができることが、中国人のもう1つの長所だといえるだろう。(翻訳・編集/本郷)

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