フライメディア 2020年6月5日(金) 16時0分
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九龍半島の下町を縦に走る上海ストリート。この上海ストリートの中でも、油麻地あたりの一角に、香港の合羽橋と呼ばれるエリアがある。
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九龍半島の下町を縦に走る上海ストリート。この上海ストリートの中でも、油麻地あたりの一角に、香港の合羽橋と呼ばれるエリアがある。今日はここに来ればキッチン関係はすべて見つかる、とも言われる上海ストリートを覗いてみたい。
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「所かわれば」と言う言葉の通り、同じ”合羽橋”といわれる場所でも品揃えはがらっと変わる。ここを歩けば香港の生活を垣間見れると言っても過言ではない、それだけ香港らしさを感じる商品が並んでいる、面白い場所である。
例えばこちらの積み上げられた大きな木の塊。これは何だかお分かりになるだろうか。
こちら、中華料理でよく利用されるまな板である。大きなものに至っては洗うのも一苦労、動かすのも重労働といったところではないだろうか。
勿論、「普通」のまな板も勢ぞろい。しかし色を見ればここがアジアの一国だという事を実感せざるおえない。
日本のまな板といえば、今は薄手の可愛らしいものが増えてきているように思う中、香港はまだまだ実用一直線のようだ。
まな板とくれば、包丁も見てみたくなる。中華料理の厨房でよく見かけるような大きな中華包丁をお探しの方は、ここへ来れば見つけることができる。
それぞれの店ごとに特色があり、売られているものも様々だ。しかしその”店先でよく見かけるもの”については、ある程度絞られてくる。
ここからは筆者が面白いと思ったものを少しご紹介してみたい。
香港生活になくてはならないスープや漢方、そして冬の風物詩といわれる香港式土鍋ご飯(煲仔飯/ボウジャイファン)用の土鍋。一見して何か分からないものから、香港ならではの暮らしが見えてくる。
どの店にもたいてい置かれている、点心用の蒸篭。大きなものから小ぶりのもの、そしてアクセサリーや小物入れとして使えそうなサイズまで、多種多様である。見かける頻度が多いということは、蒸篭にはそれだけの需要があるのだろう…そう考えると、飲茶文化が根付いた香港ならではの光景だと実感する。
中秋節に食べられる月餅の型。写真のような木型からゴム製のものまで、値段や種類も豊富だ。日本では探すのに一苦労の型も、ここへ来ればより取り見取り、といったところであろうか。
香港ストリートフードの代表格、鶏蛋仔(ガイダンジャイ)を作るものもある。雞蛋仔(ガイダンジャイ)は、いわゆる香港版エッグワッフルとなる。これも大小、色々なサイズのものが売られているのがとても興味深かった。
食器類は勿論のこと、新しくレストランを開店するのに必要なものは殆ど揃っている。店の入り口のメニュー置きや、食品サンプル、食器、カトラリー、店員のエプロンなどまで商品は尽きることはない。
そして、こんな専門店まで見つけた。こちらは業務用の冷蔵庫ばかりを並べた店。これだけ大きな冷蔵庫だったらければ、色々なものを冷凍しておくことができそうだ。スーパー等でみかけるスライド式のアイス入れも売られている。
一言で合羽橋というのは簡単だが、日本では見かけない面白いものがたくさん見つかる上海ストリート。香港ならでは、の面白いものを見つけに立ち寄ってみてはいかがだろうか。(提供/フライメディア)
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