Record China 2020年6月3日(水) 11時20分
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日本で唾液によるPCR検査が許可されたことが、中国でも注目を集めている。写真は中国のPCR検査。
日本で唾液によるPCR検査が許可されたことが、中国でも注目を集めている。
中国メディアの澎湃新聞は2日、日本の報道を引用し、厚生労働省が同日から唾液によるPCR検査を許可したと伝えた。これまでは綿棒で鼻腔をぬぐう検体採取が行われていたが、飛沫(ひまつ)による感染リスクが高く、感染防止のための物資をそろえる必要もあった。唾液による検査により、医療機関のリスクや負担の軽減、検査体制の拡充が期待されるという。
同省によると、唾液によるPCR検査は発症から9日以内の患者で高い精度が確認された。検査の対象となるのは同期間内の患者になるという。
中国のネットユーザーも高い関心を寄せており、「便利で安全だ」「期待する!」「日本はこういうところはやはりすごい」といった声がある一方で、「本当に大丈夫?」「鼻の検査でも検体採取の技術が低ければ偽陰性が出るのに」「具体的な精度はどのくらいなんだろう」「確かに便利だが、正確性はどうなのか。本当に使えるのであれば、中国にも導入してほしい」など、精度に疑問を持つ声も上がった。
実際、日本の感染症専門家からは、医療従事者と患者の負担が軽減される一方で、検出率が低下する可能性もあるとの指摘も出ている。(翻訳・編集/北田)
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