フィンランドが世界に「本物のサンタクロース」をアピール=中国が最初の地に選ばれる―豪メディア

Record China    2013年12月25日(水) 18時25分

拡大

24日、フィンランドが「サンタクロース」を自国の“ブランド”としてアピールしていくことが正式に決まったと、豪メディアが報じた。売り込みは中国からスタートするという。写真はフィンランドのサンタクロース村。

(1 / 5 枚)

2013年12月24日、豪メディアによると、クリスマスにあたって、北欧の国・フィンランドが「クリスマスのサンタクロース」を自国の“ブランド”として海外にアピールしていくことを決定し、その最初の地として中国が選ばれた。国際在線が伝えた。

その他の写真

フィンランドでサンタクロースの販売権を保有しているサンタクロースライセンシング社は「サンタクロースは子どもに喜びを運ぶと同時に、クリスマスだけでなく1年を通して世界中でビジネスチャンズを生み出す」とし、サンタクロースブランドを世界にアピールしようとしている。

同社とフィンランド政府観光局は、サンタクロースがゲームや国際イベント、テーマパーク、商品セールスなど、さまざまな面で巨大な利益をもたらすとしている。フィンランドはこれまで「サンタクロースの出身地」というイメージを十分に活用できていなかった。

フィンランドは現在、経済的に厳しい状況が続いており、政府予算も緊縮状態にあるが、サンタクロースブランドを支援するための予算30万ユーロ(約4200万円)は国会を通過しており、まずは中国でのサンタクロースブランド普及に使われるという。

このように官民一体でPRすることが決まったサンタクロースだが、フィンランドのシンクタンク・ETLAの担当者は「サンタクロースのイメージは著作権の保護を受けないので、市場価値はほぼゼロに等しい」と指摘している。また、サンタクロースに市場価値を付与しようとする動きにはフィンランド国内でも否定的な意見が少なくないという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携