日中間の対立激化が世界戦争の引き金に、危機感募らせる海外メディア―中国紙

Record China    2013年12月22日(日) 1時56分

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20日、環球時報は尖閣問題をめぐって対立する日本と中国について、世界戦争の引き金になるのではと危惧する海外メディアの報道を紹介した。写真は中国空軍。

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2013年12月20日、環球時報は尖閣問題をめぐって対立する日本と中国について、世界戦争の引き金になるのではと危惧する海外メディアの報道を紹介した。

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ロシア国営ラジオ局・ロシアの声は、「日本と中国はすでに後戻りできないところまで来ている」と表現。日本政府が軍事力増強に積極的な姿勢を示しているのは、中国を封じ込めるのが目的だと指摘した。

日本の沖縄タイムスは19日付の社説で、日中両国はお互いに強国を目指しており、日本の新しい国家安全保障戦略は中国に不信感と警戒感を募らせ、軍事衝突に発展する危険性をはらんでいると述べた。さらに、復帰前の沖縄は「太平洋の要石」として位置づけられ、東西冷戦が終結後も平和は訪れず、復帰後も軍事負担は軽減されなかったと主張。そして現在は「日中の衝突で沖縄が戦場になる不安を抱えている」と訴えている。

東アジアにおける戦争勃発の議論はここ数日ブームになっているようで、英国の有名な政治ブログサイト・left foot forwardには、「東アジア上空は軍用機で覆われ、危険がいっぱいだ。この状況ではどんな小さな出来事も日中だけでなく米国をも巻き込む衝突に発展しかねない」との文章が掲載された。さらに文章は「欧米メディアの報道によると、次に世界戦争が起こるのはこの地点からであり、中国から仕掛けてくる」と述べた。中国は国際法に違反する行為は何ひとつ犯しておらず、反対に日本が過去の戦争犯罪を否定し、東シナ海にある尖閣諸島の領土問題を認めない態度は正義に反していると指摘している。

「この衝突は世界の平和にとって脅威だ」とするのは、ドイツ誌・フォークスだ。インドのカシミールやシリアのゴラン高原のように、東シナ海が「太平洋の火薬庫」になっていると指摘。世界2位と3位の経済大国の対立について、「世界で最もハイレベルな対立」と表現している。(翻訳・編集/本郷)

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