「農民工」への未払い防止、工賃事前確保を規定―河南省鄭州市

2007年5月17日、河南省建設庁は建設作業員の賃金を保証するための規定を通知した。これは相次ぐ「農民工」農村からの出稼ぎ労働者への工賃未払い問題を解消するための措置で、今後、同省が管理する建設事業はすべて、作業員に支払うべき工賃を事前に確保しておかなければならなくなった。

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規定によると、建設総額が3億元（約45億円）以下の場合、施主と施工会社がそれぞれ落札額の0．75％を、3億元（約45億円）以上の場合はそれぞれ0．5％を作業員に支払う工賃として事前に現金を確保しなければならない。建設プロジェクトは落札後10日以内に工賃保障専用の口座に所定の金額を預け、残高証明の提出により、ようやく建築許可が下りることになる。***

建設現場で働く作業員の大半は農民工が占めている。1か月働いても手取りが500〜800元（約7500〜12000円）ほどだという。（翻訳編集・WF）