「中国は人類の歴史上、最速で貧困者を削減した」=巨額の対外援助も評価―OECD開発援助委議長

Record China    2013年12月18日(水) 5時30分

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17日、ソールハイムOECD開発援助委員会議長(元ノルウェー環境兼援助大臣)は日本記者クラブで会見し、中国について「人類の歴史上、中国ほど貧困者の削減を速く達成した国はない」と評価した。

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2013年12月17日、エーリック・ソールハイムOECD(国際協力開発機構)開発援助委員会(DAC)議長(元ノルウェー環境兼援助大臣)は日本記者クラブで記者会見し、中国について、「人類の歴史上、中国ほど貧困者の削減を速く達成した国はない」と評価。世界の大国として台頭する中国は、OECDのパートナーとして関係が強化されているとの認識を示した。

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ソールハイム議長会見の要旨は次の通り

低開発国への援助はOECD加盟の先進国だけでなく、中国、インド、ブラジルなども積極的に行っている。これらの国は援助額で下位のOECD加盟国よりも多い。中国の援助はODA(政府開発援助)、民間含めて、OECD加盟国以外では抜きんでて大きい。

中国のOECD加盟は時期早尚だが、パートナーとしての関係は日々改善され強化されている。人類の歴史上、中国ほど貧困者の削減を速く達成した国はない。欧米や日本は100年かかったが、中国は非常に短期間に実現した。中国は世界の大国として(急激に)台頭しており、世界の中での役割に慣れるには少し時間がかかる。

中国の最大のインパクトは投資、貿易、生産などの能力が高く、安い製品が世界を席巻していることだ。

(アフリカ諸国など途上国への不適切な資源漁りが目立つとの指摘があるが)不適切な企業は、多国籍企業などOECD加盟国企業の中にもある。税金を全く払わない多国籍企業も多い。これを避けるためには強い途上国政府と税制などの適正なシステムが必要だ。(取材・編集/HY)

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