Record China 2013年12月18日(水) 13時6分
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16日、映画「ハチ公物語」と「HACHI約束の犬」は、毎日駅で飼い主の帰宅を待つ犬の物語を描いている。北京市の中心部・大望路の交差点にもこのような忠犬「金虎」がいる。毎日午後3、4時になると通りで待っている。
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2013年12月16日、映画「ハチ公物語」(1987年)と「HACHI約束の犬」(2009年)は、毎日駅で飼い主の帰宅を待つ犬の物語を描いている。北京市の中心部・大望路の交差点にもこのような1頭の忠犬「金虎」がいる。毎日午後3、4時になると通りで待っている。北京晨報が伝えた。
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15日午後、記者は大望路付近に金虎の姿を見かけた。体格はやや大きいが、性格は温順で賢く、人なつっこい子犬に見えた。行き交う人達は自分がじっと見つめられているのに気づくと、金虎の眼差しを気にせざるをえなかった。もっとも金虎はすぐさま振り返り、人混みのなかを探し続けた。えさを与えられても食べず、人々は「この犬は人を待ってるの?家族と離ればなれになった野良犬でもないだろうし。ほんとに賢い。誰にもついていかない」と驚いていた。
金虎の飼い主、呂(リュー)さんによると、定時で仕事を終えるときは、バスを降りると大抵金虎に会うことができる。周囲をせわしく探す必要もなく、金虎が自ら呂さんを探し当て、足下に駆け寄ってくるという。
呂さんは北京市に上京した二十代の青年。7年前、自動車にはねられ重傷を負ったチャウチャウを助けた。そのチャウチャウが身ごもっているとは当時は知らず、数カ月後に数頭の子犬を産んだ。金虎と縁があったのだろう。呂さんは子犬と母犬を人に譲ったが、金虎だけを残した。
今年初め、共に店を開いた友人が帰郷することになり、毎日店番をする呂さんは相手が欲しくなり、金虎を連れて通勤、夜も一緒に帰宅することにした。最近、店が遠い場所に移ったため、呂さんは通勤のためにバスに乗ることになり、金虎を連れて行くことができなくなった。しかし金虎は呂さんの帰宅する道順を覚え、大望路交差点に毎日のようにやってきて、呂さんを待つようになった。
呂さんは「毎日バスを降りて家に向かい始めると、大抵金虎に会える。こんなに長年、家族のような感じ。以前は帰宅途中に寂しく、日が暮れるなかを歩いていた。帰宅後もひとりぼっちで、夕食を作っても気分が晴れなかった。金虎が毎日迎えてくれるようになってから、本当に気分が変わった。これは幸せです、きっと。帰宅すると帰ってくる自分を待っている金虎に会うことができる。金虎が待ち焦がれているように感じる。ありがとう金虎」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/HT・編集/武藤)
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