新型コロナが衛生面の成果を逆戻りさせる恐れも=WHO

CRI online    2020年5月14日(木) 15時20分

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世界保健機関(WHO)が13日に公表した2020年版の「世界保健統計」によりますと、新型コロナウイルスは国連の持続可能な開発目標の実現を脅かすうえ、人類が衛生分野で収めた成果を逆戻りさせる可能性があると指摘しました。 WHOのテドロス事務局長は当日の定例記者会見で「グッドニュー...

世界保健機関(WHO)が13日に公表した2020年版の「世界保健統計」によりますと、新型コロナウイルスは国連の持続可能な開発目標の実現を脅かすうえ、人類が衛生分野で収めた成果を逆戻りさせる可能性があると指摘しました。

 WHOのテドロス事務局長は当日の定例記者会見で「グッドニュースは、世界の平均寿命が延び、人々がより健康になっていること。しかし、この報告書では、我々が国連の持続可能な開発目標の実現ができず、新型コロナウイルスの流行がその進捗を一層遅らせていることを物語っている」と述べました。

 WHOが13日に公表した2020年版の「世界保健統計」によりますと、2000年から2016年の間に、低所得国の平均予期寿命は11歳伸び、伸び幅は21%に達した一方、多くの問題も依然として存在しています。これには、免疫のカバー率はほとんど増加しておらず、世界で半分以上の人口は基礎的な衛生サービスに欠けており、29%の人口は安全な飲用水を有しておらず、40%の家庭は石けんや水など基本的な手洗い施設を持ってないと示しました。

 さらに、テドロス事務局長は「新型コロナウイルスの世界的大流行は深刻な生命の損失をもたらし、人々の生計を破壊し、我々がすでに収めてきた多くの進展を逆戻りさせる恐れがある。来週に開く世界保健大会(WHA)の期間中に、各国の衛生当局者は新型コロナウイルスに打ち勝つための議論だけではなく、世界各地でより強力な衛生システムをいかに作り上げれば良いのかの議論も行っていく予定だ」と指摘しました。(提供/CRI

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