「呼吸することが苦痛」、スモッグで中国人の生活習慣が変化―中国

Record China    2013年12月16日(月) 14時47分

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15日、中国各地で慢性化している大気汚染が原因のスモッグによって、人々の生活習慣までもが変化している。写真は8日の上海。

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2013年12月15日、新華網によると、中国各地で慢性化している大気汚染が原因のスモッグによって、人々の生活習慣までもが変化している。

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スモッグは中国全土に広がっており、2013年第3四半期(7−9月)にはついに全国74都市のうち70都市にまで拡大。スモッグは中国北部の都市での話だととらえられていたが、これまで大気がきれいだとされてきた福建省や江蘇省、浙江省のほか、広西チワン族自治区の首府・南寧市のような自然にあふれた都市にも大気汚染は広がっており、中国人にとって「霧に包まれた生活」は当たり前になりつつある。

たいていの人は、以前は朝起きるとまずメールやミニブログをチェックしていたが、現在は大気汚染速報を見て、歩いて出勤するか車で出勤するか、戸外へ出かけるか否かを決めるのが日課になっている。親たちは子どもを遊びに行かせる時間を減らしたり、マスクを着用させたりするなどの配慮が必要になった。ある人は「たまに空気がきれいな日があると宝くじにでも当たったような気分になる」と話す。

スモッグの主な原因は汚染物質の排出過多であり、中国政府は取り締まりを強化するほか、環境保護部門は大気汚染が深刻な場合は学校の授業を取りやめたり、勤務時間を短縮、戸外での作業を禁止したりするなどの措置をとっている。「呼吸することの苦痛」に中国の人々は自らの生活を顧みるようになっている。(翻訳・編集/岡田)

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