過去に「ミルクティー娘」と呼ばれ、ネットアイドルとして絶大な人気を集めた章澤天（ジャン・ザーティエン）さんが、中国の経済誌が発表した「富豪ランキング2020」で最年少富豪に選ばれた。

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中国の経済誌「新財富」がこのほど、毎年恒例となっている「富豪ランキング500」の2020年度版を発表。1位は中国ネット通販最大手アリババグループ創業者の馬雲（ジャック・マー）氏で、資産総額は3021億4000万元（約4兆5000億円）だった。2位は騰訊（テンセント）創業者でCEOの馬化騰（ポニー・マー）氏、3位は恒大集団創業者の許家印（シュー・ジアーイン）氏で、トップ3の顔触れは昨年と変わっていない。

注目されたのはECサイト「JD.com」を運営する京東集団（ジンドン・グループ）CEOの劉強東（リウ・チアンドン）氏と、夫人の章澤天さん。夫婦で第31位に選ばれ、資産総額は584億2000万元（約8800億円）だった。現在26歳の章澤天さんは、京東集団の顧問や傘下にある基金会の理事長を務めており、今年のランキングでは最年少の富豪となっている。

章澤天さんは高校生だった2009年、手にミルクティーを持って微笑むプライベート写真がネット上に登場すると、「ミルクティー娘」として大人気に。その後、中国を代表する難関校の清華大学へ入学して才色兼備ぶりを示し、コロンビア大学留学中に知り合った19歳上の劉強東氏と15年に結婚。16年3月に第一子となる女児を出産している。（Mathilda）